GPIFの巨額損失から将来の年金を考える

公的年金運用「17.7兆円赤字」四半期で過去最悪。この20年で57.5兆円の ...

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年1-3月期に18兆円近い運用損を計上したと発表がありました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-03/QCSFX1T0AFB401

損失の額、率とも自主運用を始めた01年度以降で四半期として過去最悪。

新型コロナウイルス感染の世界的な流行を受けた株価の急落で保有資産の評価損が膨らんだ。

とのことですが、四半期の3ヶ月間で18兆円近いマイナスとは…

ちなみに、2019年度通期の運用実績は8兆2831億円のマイナスのようです。

https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/020/226000c

COVID-19による突然の世界経済の下落が原因とはいえ、ここまで巨額の損失となった理由は2014年に発表されたGPIFの運用ポートフォリオによる影響が大きいでしょうね。

このポートフォリオの変更は簡単に言えば、債権比率を減らして株式比率を上げるというものでした。

具体的には以下の図のように、債権比率約70%から50%まで大幅に引き下げました。

この変更により運用益が見込めるアグレッシブな運用ポートフォリオに変更されましたが、株式比率が大きくなったことでハイリスク・ハイリターンの傾向が強くなっていました。

解説】GPIFって何?みんなの年金が株で運用されている仕組み

このポートフォリオで、今回の急激な世界経済の悪化ですのでこの結果になるのは仕方ないでしょう。

ちなみに2020年4月から、外国資産比率が40%から50%に引き上げられました。

GPIF、外債比率25%に引き上げへ 高利回り投資に力: 日本経済新聞

これにより、これまで以上に海外運用の影響を受けやすくなりました。

まだまだ世界的にCOVID-19の収束が見えない中でこれまで以上に海外の影響を受けるということは大きな不安を感じます。

このような状況を踏まえて、「年金に頼らない老後資金」を構築することにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?